ベトナム伝統の三角帽子「ノンラー」に出合う ハノイ郊外、ツォン村の市場

ツォン村は首都・ハノイの中心部から約30キロメートル、タン・オアイ郡(県)フォン・チュン区に属する。村の市場は午前6時から、お寺の庭で開かれる。(VNLハノイ)

朝早くから、人々は自分の製品を市場に持ち寄ってくる。市場は賑やかだ。大抵3時間くらいで終わってしまう。市場に商品を売りに行く人、買い物をする人、そして遊びに行く人も、賑やかな雰囲気を味わうには、朝早くから訪れるべきだ。


三角帽子、ノンラー(ノン)を販売する人


軽くて綺麗なノンを作るためには、工程ごとに工夫が必要だ


帽子の枠をかぶったお爺さん

ノンは作った後、日差しで乾燥させる。市場では、ノンをかぶっている人の姿をよく見かけるだろう。ノンの値段は昔より少し高くなった。一個が約1万5千ドンから3万程度。「ベトナムのお土産に」とツォン村までノンを買いに来る外国人もいる。

日々の生活は、どうしても変化するが、白いノンのイメージと伝統的なアオザイは、変わらないベトナムの特徴的な文化の一つだろう。