ハスの実で作るベトナムの冷たいデザート「チェー・セン」

今日は、ハスの実のチェー(チェー・セン=Chè  sen)をご紹介します。ベトナムの夏はとても暑いのですが、氷を使ったハスの実のチェーは、とてもおいしく、涼しげなおやつです。(VNLハノイ)

チェーというのは、ベトナムの伝統的な冷たい、甘いデザートで、日本のあんみつに少し似ています。緑豆で作ったあんや白玉のような団子など、さまざまなものを入れて楽しむのですが、今回は「ハスの実」(=sen)を使ったチェーセンのご紹介です。

ベトナムでハスの実が出回るのは、5月~6月ごろまでの2カ月間です。これが手に入らない時は、年中買うことのできる乾燥ハスの実を使います。

材料は、ハスの実200g(生の実または乾燥の実をもどしたもの)、氷砂糖100グラムと水です。

まず、氷砂糖を、500ミリリットルの水と一緒に鍋に入れ、溶けるまで5分間ほど煮ます。

ハスの実は、1リットルの水とともに鍋に入れ、生の場合は約10分、乾燥の実の場合は約20分間煮ます。砂糖を煮溶かしたシロップを蓮の実の鍋に加え、さらに5分ほど煮れば、完成です。冷蔵庫で冷やして召し上がってください。氷を入れてさらに涼しくする楽しみ方もあります。

ハスの実のチェーはおいしくて、不眠症を改善するとされています。ぜひ、作ってみてください。