伝統技術と新しさ~ベトナム陶器の里、バットチャン(バッチャン)村を歩く その①

 

ハノイの中心部から南東に約10キロ、ホン河の堤防に沿って行くと陶器づくりで有名なバットチャン(バッチャン)村に着きます。様々な陶器が出迎えてくれます。

バットチャンはハノイのジャーラン郡にあり、ベトナムの歴史ではかなり古い陶器の村です。ここでの陶器作りは15世紀、チャン氏の王朝末期から始まったとされます。地名の「チャン」にその名残があります。その後、レー氏、グエン氏の時代を経て、現代に受け継がれています。

 

ここで生み出される陶器はベトナムの人々に広く愛用されています。日用品から高度な技術を要するもの、値段も安価なものから高価な工芸品や飾り物など、数多くの製品があります。

 

古くから日本へもバットチャンの陶器は輸出され、現在も日本、マレーシア、タイ、EUなどにも輸出されています。
バットチャンの陶器はどんどん進化しています。

伝統的な陶器の他に、新しいデザインも取り入れています。また、品ぞろえも豊富で、お茶碗、ティーポット、お皿、花瓶など、わたしたちのリクエストに応えてくれます。

《つづく》