2018 ベトナムの旧正月、テト

2018年のベトナムの旧正月(テト=Tết)は、例年より少し時期が遅く、西暦の2月16日が元旦となりました。役所や企業などは、2月14~20日まで休業し、1年でもっとも長い連休となります。(VNLハノイ)

旧正月の前から、ベトナムの人々はさまざまな準備に追われます。テトを代表する花が、桃の花です。

テトが近づくと、ハノイの街ではあちこちで、桃の花の枝を売る市場ができます。

正月に飾られるランの花などの展示会も開かれます。

こちらは金柑です。金柑も、テトによく見かける植物です。繁栄や富の象徴とされるからです。

テトに欠かせない食べ物といえばバインチュン(Bánh Chưng)です。もち米や豚肉、根菜などを大きな葉に包んでゆで上げる料理で、各家庭や村、地域によって、それぞれのバンチュンの味があります。

バインチュンは屋外にかまどを設けて、10時間ぐらいかけて煮ます。これを元旦の日にみんなで食べるのです。

ベトナムの旧正月(テト)は、家族が集まる特別な休日です。人々はたがいに新年の幸せを祈り、祝賀を交換し、街も祝賀の雰囲気に包まれます。

旧正月にベトナムに来るチャンスがあれば、ぜひ訪れてみてください。いつもとは違ったハノイの顔を楽しむことができますよ。