ハノイ・旧市街の人気メニュー ガンとキノコのスープ

ハノイの旧市街で、とても人気のあるメニューをご紹介しましょう。アヒルと同じ家禽ですが、ベトナム語では「ガン」(ngan)という鳥です。アヒルの肉より、お肉が厚く、味も少し油っこく感じます。

人気があるのは、ガンの肉を茹でて、「出汁(だし)」に付けて食べる方法です。ガンの肉は茹でると甘さを感じるようになります。出汁に欠かせないのはヌックマム(魚醤)とベトナムの醤油。そして、必ず唐辛子とニンニクを入れます。

 

ゆでたガンの肉
(一皿は12万~15万ドン)

 

 

(写真下)
ベトナム醤油(左)と
ヌックマム(右)

お肉を食べながら、キノコのスープも一緒に頂きます。キノコは干したものを使い、十分に煮込みます。このスープの出汁はガンの肉をゆでた時の煮汁です。また、ガンの血も少量入れます。血は茹でられると、とても甘くなり、美味しく頂けます。体にもとても良いものです。

スープは必ず熱いうちに食べます。ビーフンか春雨と一緒に食べると、食べやすいし、飽きないです。涼しい季節に食べると一層、美味しいです。

※「ガン」は家禽化された「雁(がん)」である「ガチョウ」とみられます。