ベトナム北部を代表する芸術 「水上人形劇」

「ムァ・ロィ・ヌゥック(Mua roi nuoc)」=水上人形劇は、ベトナムの特徴的な芸術です。水上人形のオリジナルは、ベトナムの北部から生まれ、収穫のお祭りと一緒に発展してきました。

地方で暮らす農家の人々は娯楽のため、自分たちの住む環境の中、取り入れられる積極的に生かし、この娯楽を創造して行きました。池と収穫を終えた水田が水上人形劇のプログラムに使われました。

そして、時が過ぎ、水上人形劇はベトナム北部の芸術となり、世界にも広く紹介されています。

 

ステージの形は水面であり、昔の農村の代表的な景色である竹のすだれの後ろで、「操り人形」をコントロールします。これらの人形は、華やかな色をつけられた大きいものや小さなものがあります。

水上人形劇の話は、歴史、宗教、文化などのテーマがあり、ベトナムの農村や民話から生まれた話が多いようです。収穫の楽しい話、お祭りなどが主な内容です。音楽はベトナムのクァンホー、民謡が多いです。

 

ハノイでは「タンロン水上人形劇」があります。この劇場はハノイの中心にあるホァンキェン湖の近くにあり、一日に1000人から1200人の観客を集めます。観光シーズンは一日1500人の観客でにぎわいます。

 

人形劇を見ていたアメリカ人の観客から感想を伺った。「水面の上を移動する人形がとても魅力的です。泳いだり、歩いたり、ダンスをしたり、動きが大変、面白かった。ベトナムの人々の創造性を感じました」。

ハノイの綺麗な景色を観賞して頂くことはもちろん、水上人形劇もぜひ、ご覧になってください。必ず、印象に残ると思います。そして、人形を一つ買ってみてはいかかでしょう、素敵な記念品になると思います。