ハノイの歴史ある寺社、2014年の風景

ベトナムには旧暦の1日や15日にお寺にお参りし、健康や幸福、繁栄などを祈願する習慣がある。お祭りの日や旧正月は大勢の人たちで賑わう。

首都・ハノイには歴史のある寺社が多い。西暦(2014年)1月3日、そんな寺社の一つ「チュァ・ハー寺」を訪れた。
お寺にちなんで、道の名前も「チュァ・ハー」だ。寺は賑やかなカウザイ区の中心に位置しているが、周囲は静かで、神聖な雰囲気に包まれている。心が穏やかになる。

同寺はリー朝の時代に再建立された。以前は小さくて簡単な寺であった。当時の王様は42才になっても、子供がおらず、祈願のためにこの寺を再建した。間もなく、王には子供が生まれた、という。

今も、子供を授かりたい、とこの寺を訪れる人は多い。結婚している人、まだ子供がいない夫婦らが訪問する。他にも、健康や幸せ、成功を祈る人たちや、お年を召した方々も多い。

結婚していない人もよく同寺を訪れる。訪れてから、結婚できた人が多いので、縁の祈願のための神聖なお寺になっている。

ベトナム人は旧暦で新年を祝う。西暦(2014年)の1月3日であるこの日は、若い人たちの姿を見かけた。