日本・ベトナム スポーツでの協力を強化へ

文化・スポーツ・観光省のレー・キャン・ハイ副大臣は、ハノイで日本の文部科学省の前川喜平審議官と会談し、両国のスポーツ面での協力促進について話し合った。

会談で、レー・キャン・ハイ副大臣は、「日本のスポーツは強いが、両国のスポーツ面での協力はまだ浅く、関係を深める余地が大いにある」と述べた。同氏は今後、日本が強さを誇る柔道、空手、水泳、サッカー、陸上競技、器械体操などの運動競技を通じた協力に加え、スポーツ医学、アンチドーピングなど研究分野での連携にも期待を示した。

柔道に関してハイ氏は、日本に柔道の選手育成機関の設立を求め、訓練の設備やトレーニングなど長期にわたる支援を要請。また、日本の大学と連携して長期的な柔道訓練プログラムを作ることなども提案した。

空手競技では選手育成や訓練、電子設備の援助も依頼。サッカーでは、日本Jリーグによる選手の訓練、審判育成プログラムのサポートなどが必要とした。

前川審議官は、ハイ氏の考えを現実的な活動と受け止め、近い将来、積極的に展開できるよう期待を示すとともに、在ベトナム日本大使館を通じたサポートで両国の関係をさらに深めたいなどと話した。