イタリア企業視察団、べトナムを訪問 約100社が参加

在ベトナム・イタリア大使館が企画した、視察団がベトナムを訪れている。イタリアの企業約100社が参加し、両国で協力・交流できるビジネスチャンスを探る。

イタリアからの企業視察団を率いるのは経済開発省のカルロ・カレンダ副次官。視察は経済協力と政治関係の両方をより緊密にするために企画された。今回参加した企業の多くは、ベトナムを展望の多い市場だと考えており、投資に高い関心を寄せているという。

この視察は、イタリアの企業たちにベトナム市場の利点を理解してもらい、インフラ整備や医療・医薬品、再生エネルギーなどの分野での協力体制を築く貴重な機会になる、と評価している。

訪問の際に開催されるベトナム・イタリア経済協力総合委員会の会議には、視察団の企業も参加。これらを通じて、イタリアとベトナムとの経済協力関係をより強め、より発展させたい考えだ。

実際、ベトナム・イタリアは長年の交流のうえに強力な友好関係を築いており、今後、経済関係をさらに発展させたい。欧州連合(EU)のなかで、イタリアはベトナムとの貿易規模が第3位になっており、今年の二国間の貿易金額は3兆5億ユーロに達すると期待されている。