投資環境改善のために 日越共同イニシアチブが評価会合

ベトナムの投資環境改善について日本とベトナムが協議する「日越共同イニシアチブ」第5フェーズの委員会は12月9日、現状を報告するための評価会合をハノイで開いた。

日越共同イニシアチブの評価・促進に関する委員会によると「法制度・運用」、「税制」「運輸・通関」「人材・労働」「知的財産」「環境」「小売・流通・不動産」「食品輸出」など13のワーキングチームの評価項目104項目の中で、「運輸・通関」「税制」「知的財産」などの81項目が「成功」(「実施」=31、「進展」=50)で計画の締め切りに間にあったが、14項目は締め切りに間に合わなかった。

日越の共同イニシアチブは2003年4月にスタートし、これまで5フェーズを数える。第5フェーズは2013年7月に開始された。

ベトナムのブイ・クアン・ビン計画・投資相は現状について「このモデルは日系企業をはじめ各企業に、ベトナムの政策改善についての理解を促し、ベトナムでの投資・経営のための良い条件を知ることをサポートするだろう」また、「ベトナムの機能・組織の改善を助け、国家と民間とを連結する」とした。

「日越共同イニシアチブ」は、引き続き第6フェーズで協議される見通し。