ベトナム、日本からの輸入品3234品目の関税を0%に 4月以降

ベトナムは4月から、日本から輸入しているコンピューター、電子製品、部品類など、3000を超える品目の輸入関税を免除(関税率0%)とした。

今後の日・ベトナム経済連携協定(EPA)と日本-ASEAN間包括的経済連携協定(AJCEP)の調印を見据えた対応。ベトナム財務省はその前段階として、2015~2019年に輸入関税率を優遇する日本からの輸入品目のリスト作成を進めていた。

今回、関税撤廃となったのは計3234品目で、全関税金額の約33.8%に相当する。354品目は対象外となった。

輸入関税免除の対象となる製品群には、プラスチック・樹脂、化成品、機械設備、工具、コンピューター、電子製品や関連部品、繊維、紡績・縫製資材、はきもの、医薬品などが含まれる。免税となるには①日本からベトナムへの直接輸出であること②特定原産地証明書があること-などベトナム商工省が規定するさまざまな条件を満たしている必要がある。

対象期間は、2019年末までの予定。輸入税免除の対象となる日本製品の数量は、今後も増える見通しだという。