アセアン企業クラブフォーラム ベトナムを最初の貿易促進対象市場に選択

タイ・バンコクのアセアンセンターで10月初め、東南アジア諸国連合(ASEAN)の加盟各国の企業関係者らでつくる「アセアン企業クラブ(AEC)」のフォーラムが開かれた。この機会にベトナムは、クラブの最初の貿易促進対象市場に選ばれた。

アセアン企業クラブ(AEC)では、企業経営者らが域内のさまざまな問題を議論するほか、各国の企業間で経済協力する機会を探る。

在バンコク・ベトナム大使館のファム・タイン・ナム公使参事官はフォーラムで、ベトナムと海外各国との二国間・多国間関係、経済の概要、新たな施策や改革などの実績を紹介した。また、主催国であるタイとベトナムの経済関係の現状や、ベトナムで活動するタイ企業によるさまざまな挑戦についても参加者らに披露した。

ナム公使参事官は、ベトナムの経済発展に希望的観測をもっていることを述べ、投資や企業の進出条件も大幅に改善していると説明。今後も、ベトナムに投資したり経営進出したりする海外企業に対し、「手厚い支援や良好な進出条件など、さらに条件を整えていく」とのベトナム政府の方針を強調した。

フォーラムでは今月29日~30日、最初の貿易促進対象市場に選ばれたベトナムを訪問。今回はホーチミン市を訪れ、現地視察や調査などを行う予定という。