日本 ベトナムと医療や労働分野での協力を強化

7日にグエン・クオック・クオン駐日ベトナム大使と会談した日本の塩崎恭久厚生労働大臣は、医療と労働の分野で今後、ベトナムとの協力を強化したいとの考えを示した。

写真㊤=日本で働くため日本語を勉強するベトナム人看護士たち
医療分野での協力について、塩崎大臣は2014年3月18日に調印したベトナムとの覚書に基づいて、日本がベトナムとの協力を強化したいと希望していると語った。

両国は、国民の医療普及、感染症の制御と予防、災害対応、人材開発、医薬品、医療機器、電子医療などの分野で経験を分かち合うことで合意した。

労働分野での協力については、塩崎大臣は「ベトナム人研修生はまじめで、きちんと仕事をしてくれている」などと、日本の政府、労働組合や企業が高く評価していることを告げた。

現在、日本の厚生労働省は、派遣期間の延長や受け入れできる業界の拡大などのベトナムの提案を検討している。塩崎大臣はまた、日本政府が訓練教育において、積極的にベトナムを支援すると述べた。

統計によると、日本で3カ月以上働く外国人は217万人おり、このうちベトナム人は12万4800人。2012年と比べ138%増えて、増加率では、日本在住の外国人コミュニティのなかでもっとも高かった。技術研修生だけでみるとその数は約3倍増加し、合計4万5114人となった。