チャン・ダイ・クアン国家主席と会談、訪越中のオバマ米大統領

ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席は23日、ハノイ市内の首相府で、ベトナムを公式訪問中のオバマ米大統領と会談した。会談は約1時間に及んだ。この後、両首脳はボーイング社とベトジェット・エア社の旅客機購入契約など、複数の文書調印式に出席した。

会談では、オバマ大統領が、「われわれがここに来たのは、数十年にわたって強化されてきた両国間の関係を象徴している」とクアン国家主席に語りかけた。また、「協力が深まることは、両国の市民の利益にもなる」と強調した。


オバマ大統領=左=とクアン国家主席の歴史的な握手


クアン主席との会談に臨んだオバマ大統領

調印式に続いて、オバマ大統領は、グエン・ティ・キム・ガン国会議長の案内で、ホー・チ・ミン元国家主席が暮らした家を訪れた。

 


ガン国会議長ともに池の魚にエサを与える一幕も。

国際会議場で行われた歓迎パーティでは、グエン・スァン・フック首相とグエン・フー・チョン共産党書記長に挨拶した。

 

今回の会談は、経済、安全保障、国民の人的交流、地域や世界各地の国際問題などの分野で、両国の連携と協力関係を強化するねらいがある。米国外務省は、アジア太平洋地域の各国関係のパワーバランスを調整することが、今回のオバマ大統領の訪越の大きな意義であることを強調した。