ベトナムのグエン・スアン・フック首相と同国高官からなる訪問団が5月29日、初のアメリカ合衆国公式訪問に出発した。フック首相は現地で、ドナルド・トランプ米大統領と会談を予定。トランプ政権が発足してから、訪米する初のASEAN(東南アジア諸国連合)の首脳となる。

今回の訪米団の一行には、ファム・ビン・ミン副首相兼外相、トー・ラム公安相、マイ・ティ・エン・ズン政府官房長官、グエン・チ・ズン計画投資相、チャン・トゥアン・アイン貿易商工相、グエン・スアン・クオン農業・地方開発相が随行する。

また、グエン・チ・ビン国防副大臣、ハー・キム・ゴック外務副大臣、チャン・クオック・カイン科学技術副大臣も参加する。閣僚以外では、ファム・クアン・ビン駐米大使やグエン・フオン・ガー国連大使のほか、国会の複数の委員会からも代表者が派遣される予定という。

フック首相とトランプ大統領は、首都のワシントンDCを訪問し、ホワイトハウスで会談を行う予定。両国の外交や安全保障などについて意見を交わす。