APEC2017の舞台、アリヤナ国際会議場お披露目 フック首相が式典に出席

来月に迫ったアジア太平洋経済協力会議(APEC)の会場としてダナン市内に新設された「アリヤナ国際会議場」が完成し、15日、関係者らに披露された。開業式典にはベトナムのグエン・スアン・フック首相が出席し、テープカットを行った=写真㊤。

式典には、フック首相のほか、各省庁やダナン市人民委員会などの関係者、また、会議場を開発し運営するベトナムの不動産開発会社、ソヴィコホールディングスと傘下のフラマリゾートダナンの関係者らが参加。世界でも有数の美しいビーチとすばらしい自然に調和した会議施設として、重要な国際イベントであるAPECをサポートする準備も着々と整えられている。

昨年3月着工したアリヤナ国際会議場は、高い建設技術と美術的な内装装飾を駆使した建物。総面積は1万2000平方メートル。メイン会場となるグランドボールルームでは、2500人規模の会議が行える。隣接するフラマリゾートダナンのコンベンションセンターと合わせてAPECの主要な会合の会場となる予定で、最大15室で計5000人が収容できるという。

テープカットで、フック首相は、ダナン国際会議場の関係者らを賞賛し、代表者にメダルを授与した。

APEC2017の首脳会談をはじめ、11月6日から約1週間にわたり展開される主要会合のほとんどが、アリヤナ国際会議場と、隣接するフラマダナンリゾートで執り行われる計画。会議には、トランプ米大統領をはじめとするAPEC加盟の21の国と地域の首脳、さらには各国・地域の企業経営者や経済団体、国際組織の代表者ら計約1万人が参加する予定という。