米朝再会談、準備本格化=正恩氏、25日訪越か

 【ハノイ時事】ベトナムの首都ハノイで27、28両日に開かれる2回目の米朝首脳会談の準備が本格化してきた。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長の「執事」とも呼ばれるキム・チャンソン国務委員会部長が16日、ハノイ入りし、米当局者も近く合流する見通し。米朝は非核化交渉に加え、会談場所や警護をめぐり詰めの協議を進める。

 ロイター通信は16日、複数の関係筋の話として、正恩氏が25日にハノイ入りすると伝えた。グエン・フー・チョン共産党書記長兼国家主席と会談するほか、ハノイ近郊のバクニン省にある工業施設やハイフォン市の港湾も訪問する見通しという。
 キム・チャンソン氏は16日、ハノイのノイバイ国際空港に到着。その後、ハノイ市内にある迎賓館やホテルを訪れたほか、ベトナム政府関係者と協議したもようだ。
 同氏は正恩氏の儀典や警護を担当しており、昨年6月の米朝会談でも事前にシンガポール入りし、会談場所などを下見した。正恩氏の宿泊先が迎賓館になるとの観測も出ている。今後、米側と接触し、会談準備を協議するとみられる。 一方、米側はポンペオ国務長官が14日、実務者チームを「一両日中にアジアに派遣する」と表明。詳細は不明だが、北朝鮮との非核化交渉に当たるビーガン北朝鮮担当特別代表やトランプ大統領の警護などに当たるホワイトハウス当局者を指すとみられる。トランプ氏は15日の記者会見で再会談について、「成功する。金委員長と会うのを楽しみにしている」と自信を示した。
 ベトナム政府も準備を進めている。各国から取材に訪れる報道機関向けのプレスセンターは、ハノイ中心部のハノイ駅に近い国際展示場に開設される予定。関係者によると、政府は既に施設の点検を終え、整備を加速させる。海外メディアの登録受付も始まった。