米朝首脳、一対一会談や食事=共同声明も発表へ

 【ワシントン時事】米政府高官は21日、ベトナムの首都ハノイで27、28両日行われる2回目の米朝首脳会談について電話会見し、トランプ大統領が金正恩朝鮮労働党委員長と一対一形式の膝詰め会談を行う予定だと明らかにした。食事も共にするという。

 両首脳は昨年6月のシンガポールでの初会談でも、拡大会合に先立ち通訳だけを交えた一対一の会談を行った。トランプ氏は正恩氏に直接非核化受け入れを説得したい考えとみられるが、逆に正恩氏の求めに応じ、非核化措置への「見返り」で譲歩する可能性もある。
 別の高官によると、会談後に発表する共同声明づくりに向けてハノイで実務協議が21日始まった。高官は「すべてに合意するまで、合意したことにはならない」と指摘。首脳会談まで実務レベルでぎりぎりの調整が続きそうだ。
 共同声明は、シンガポール会談で合意した(1) 新しい米朝関係実現(2) 平和体制構築(3)「完全な非核化」(4) 朝鮮戦争(1950~53年)で行方不明になった米兵の遺骨返還-の4項目を推進する内容になるとみられる。
 一方、ポンペオ国務長官はNBCテレビとのインタビューで「われわれが何を諦め、彼らが何を諦めるかについては言及しない」と語り、北朝鮮への「見返り」で、米国が何らかの譲歩を行う用意があることを示唆した。
 ただ、北朝鮮が「見返り」に求める制裁解除については「(北朝鮮による)リスクが減ったと確信するまでは圧力を緩めるつもりはない」と述べるにとどめ、具体的な条件は言及しなかった。