伝統的友好関係を確認=金正恩氏、ベトナム首脳と会談

 【ハノイ時事】北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は1日、訪問先であるベトナムの首都ハノイで同国の最高指導者グエン・フー・チョン共産党書記長兼国家主席らと会談した。会談では、社会主義陣営に属する両国の伝統的な友好関係を確認。ハノイで先月27、28の両日開かれた第2回米朝首脳会談について、正恩氏は、開催に向けたベトナムの協力に謝意を表明した。 

 またベトナム側は、1980年代後半に改革・開放政策「ドイモイ(刷新)」を採用して以降の経済成長や社会の発展の歩みを紹介し、北朝鮮に協力する考えを伝えたもようだ。
 正恩氏は先月26日、特別列車でベトナムに到着し、対中国国境のランソン省ドンダン駅で専用車に乗り換えてハノイ入りした。祖父の金日成主席が58年に訪越した際、中国・広州まで列車で移動したことを意識したとの見方が出ている。
 今回の会談には、金主席とベトナムの「建国の父」ホー・チ・ミン国家主席の良好な関係を想起させ、同国との結び付きを国際社会に強調する狙いがあるとみられる。