ベトナム-欧州間の鉄道貨物ルート、運行開始=中国・カザフ経由で22日間

 カザフスタンの国営通信社カズインフォルムによると、同国外務省はこのほど、ベトナムから中国、カザフスタン経由で欧州までを結ぶ鉄道貨物輸送ルートが稼働したと発表した。オンラインメディアのベトナムネットなどが伝えた。

 このルートでは、ベトナム・ハノイのイエンビエン駅から中越国境のドンダン駅を経由して中国に入り、中国とカザフタンを通ってドイツのデュイスブルクまでを22日間かけて輸送する。内訳は、ベトナムから中国までが2日間、中国からデュイスブルクまでが20日間。将来的には、ベトナムから欧州までが19日間に短縮される見通し。国有ベトナム鉄道(VNR)では、輸送量の大幅な増加を見込んでいる。
 2016年、在ベトナム・カザフスタン大使館とカザフスタン鉄道はベトナムから中国経由でカザフスタンまでの貨物輸送ルート開設に向けた作業に着手した。17年には、VNRとカザフスタン鉄道が「物流・輸送協力強化の協力覚書」に調印した。
 ベトナムは、カザフスタンやロシア、ベラルーシなど5カ国が加盟するユーラシア経済連合(EAEU)との間で自由貿易協定(FTA)を締結した初めての国で、同協定は既に発効した。欧州連合(EU)とのFTAも合意している。同鉄道ルートは、ベトナムとEAEUおよびEU諸国との貿易拡大を後押しすると期待される。
 2018年のベトナムとカザフスタン間の貿易額は4億6720万ドルだった。(時事)