EU離脱後、ベトナムと新世代FTA調印を目指す=ワード英大使

 英国のガレス・ワード駐ベトナム大使は、26日にベトナムのハノイで開催された英国との貿易・投資に関するシンポジウムで、英国は欧州連合(EU)を離脱した後、ベトナムと新世代の自由貿易協定(FTA)の調印を目指すと話した。ベトナム紙サイゴン・タイムズ(電子版)などが伝えた。

 同大使は、英国とベトナムの両政府が、EU・ベトナム自由貿易協定(EVFTA)と同水準のFTA調印に向けて二国間交渉を行っていると述べた。また、企業の参加者の多数が英国企業との関係で起きうるリスクへの懸念を表明したことについては、「英国は多くの新世代FTAに署名することで他の国々との貿易関係を強化する」と説明した。
 さらに、11カ国による環太平洋連携協定(TPP11)の参加国との関係を強化する意向を表明、英国は各パートナーに対する減税政策を継続するとした。
 さらに、ワード大使は、英国はベトナムが中国とオーストラリアからの石炭輸入への依存を軽減できるよう、再生可能エネルギー事業の発展を支援すると話した。
 一方、ベトナム計画投資省・外国投資庁のドー・ニャット・ホアン長官は、「ベトナムは英国が得意とする金融やハイテク、教育・訓練、インフラの発展を促進したいと考えている」と述べ、EU・ベトナムFTAの下で英国やEUからさらなる投資資本を呼び込むため、今後の外国投資誘致計画を作成中で、来月にも政府に提出すると説明した。
 また、インフラ事業資金を集めるために、官民連携投資に関する政令を法律に格上げする予定だと話した。(時事)