韓国とテレビ作品を共同制作 政府間で合意

グエン・マイン・フン情報通信相はこのほど、ハノイ市で、韓国通信委員会のリー・ヒョ・セオン会長と会談し、テレビ番組の共同制作について政府間で合意した。

写真㊤=テレビ番組の共同制作について合意したグエン・マイン・フン情報通信相=写真左=と韓国通信委員会のリー・ヒョ・セオン会長

調印式には、国内ニュース配信の大手、ベトナム・ニュース・エージェンシーとベトナム・テレビジョンのトップも出席した。今回の合意のもと、韓国とベトナム、双方のプロデューサーと関連会社は、互いの番組の共同制作に登録ができるようになる。

共同制作の番組は、2国の放送基準に合致するものに限り、その際、双方のプロデューサーは、最低でも製作費の10%を出資しなくてはならないことなども取り決めた。

調印式に先立つ作業部会では、長期的な経済協力推進のため、双方の国の視聴者や文化、テレビ番組を取り巻く環境について互いに紹介、情報を共有した。

フン情報通信相は、合意を実行に移すために、共同作業グループを作り、合同セミナーの開催やトレーニング、調査団の派遣、リポーターの交換制度などを通して協力関係を構築し、最新トレンドを把握しながら、最新のデジタル技術の導入も同時に進めていく考えを示した。

リー委員長もこれに同意。共同制作のテレビ番組のセミナーについて6月にセミナーを開催する考えを伝えた。また、テレビの発展に向けて、よりグローバルな作業部会の設立を予定しているとし、ベトナムにも参加を呼びかけた。