「援蒋ルート」の鉄道・空路整備を提案=フック首相、雲南省長と会談

 【ハノイ時事】ベトナムのグエン・スアン・フック首相はこのほど、中国・雲南省の阮成発省長とハノイで会談し、ベトナム北部の港湾都市ハイフォンからハノイを経由して雲南省の昆明に至る経済回廊の発展に向けた協力を呼び掛けた。フック首相は、鉄道輸送の拡充を通じた人や物資の往来促進、ハイフォン-昆明の直航空路の開設などを提案。ベトナム政府が、対中国境地域の交通関連インフラ整備や通関手続きの迅速化に取り組んでいることも説明した。

 ハイフォン-昆明は、日中戦争当時に蒋介石を支援するために米英両国などが物資を運んだ「援蒋(えんしょう)ルート」に当たる。現在も交通・物流の主要路とみられている。
 阮省長は、ベトナムとの貿易拡大や経済関係の強化、観光の振興に期待する考えを示した。