米中摩擦長期化でGDP6兆ドン減少=ミン外相-原材料調達に悪影響

 【ハノイ時事】ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相は6日、米中貿易摩擦がベトナム経済に及ぼす影響について「長期化すれば、主要な輸出品の原材料の供給元(となる国・地域)に支障が生じる。試算によれば、国内総生産(GDP)は今後5年間で6兆ドン(約300億円)減少する」との見通しを示した。国会での答弁をメディアが伝えた。

 ベトナムの閣僚が、世界経済の主要懸案である米中貿易摩擦の負の影響について具体的な見解を公表したのは初めて。
 ミン外相は「短期的には(米中摩擦によって)幾つかの製品の輸出は伸びるだろう」と指摘し、企業が中国の生産拠点をベトナムに移転する動きと相まって、当面はプラスの効果が期待できるとの見方を示した。その上で、打撃を回避するために適切な経済・金融政策に努め、投資環境の改善にも取り組む考えを表明した。