労働者受け入れ拡大へ覚書 =防衛装備協定、交渉開始で一致-日越首脳

 安倍晋三首相は1日昼、首相官邸でベトナムのグエン・スアン・フック首相と昼食をともにしながら会談した。両国政府は、新在留資格の導入によってベトナム人労働者の日本への受け入れ拡大が見込まれることを踏まえた協力覚書を、両首脳立ち会いの下で交換した。また安倍、フック両首相は防衛装備品・技術移転協定の締結交渉を開始することで一致した。

 新在留資格に関する覚書は、悪質な仲介業者の排除などに関する情報連携や協議の基本的枠組みを定めるもの。安倍氏は「試験や受け入れの早期実施に向け、協力したい」と述べ、フック氏も「覚書が効果的に運用できるよう協力したい」と応じた。
 両首脳は北朝鮮情勢や安全保障分野での連携を確認。「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現についても意見交換した。
 両政府は、日本で刑に服するベトナム人や、ベトナムで刑に服する日本人の更生を促すため、それぞれ本国で服役する機会を与える受刑者移送条約に署名した。ベトナム若手官僚の日本留学を支援する無償資金協力に関する文書も交わした。