フック首相、東京で再生可能エネ分野への投資呼び掛け=消費市場としての魅力もアピール

 ベトナムのグエン・スアン・フック首相は1日、東京都内で開かれた投資カンファレンスで、日本企業の投資拡大意欲を歓迎するとともに、ベトナムのビジネス環境改善をアピールし、特に再生可能エネルギー、観光、不動産、IT分野などへの投資促進を呼び掛けた。

 フック首相は先週末、20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に出席のため来日。6月30日には帰国して欧州連合(EU)との自由貿易協定(FTA)・投資保護協定(IPA)に署名し、すぐにカンファレンス出席のため再来日したことを紹介した。その上で、「ベトナムの魅力はEUなど世界の多くの国々と貿易パートナーとなっていることだ」と強調した。
 また経済成長率が7.8%と世界で最も高い水準にあり、国民所得の増加も見込めることから、「購買力が増加する消費市場」としても魅力があると強調。具体的には、イオングループが新たな投資計画を申請していることなども明らかにした。

 ◇総額70億ドル、32案件に調印
 投資カンファレンスではフック首相らが見守る中、総額70億ドルに上る32案件の投資契約や協力協定の調印式が行われた。