来年のRCEP署名を期待=インドの説得続ける―外務次官

 【ハノイ時事】ベトナム外務省のグエン・クオック・ズン次官は18日、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉から離脱する意向を示すインドに関して、「さらなる協議を行う」と語った。ベトナムが議長国を務める来年の東南アジア諸国連合(ASEAN)に関する記者会見での発言で、インドの説得を続ける意向を強調した。ただ、各国で協定案文の法的な精査作業などを急ぐ構えも示し、「いずれにせよ、2020年にRCEPに署名できることを期待する」と語った。

 RCEP交渉に参加する16カ国は今月4日、タイで首脳会合を開いた。首脳声明には、インドを除く日本や中国、ASEAN諸国など15カ国が協定の条文案交渉と、関税分野などの課題への取り組みを基本的にすべて終えたと明記。15カ国が法的に条文案を精査する作業を進める方針を示す一方で、「インドには未解決のまま残された重要な課題がある」との認識を示した。
 日本、ベトナムをはじめとする15カ国は、RCEP合意に参加するようインドへの働き掛けを続ける構えだ。来年のASEAN議長国を務めるベトナムは、より規模の大きなRCEPの実現に向けてインドを説得する難しい課題に挑むことになる。