人材交流の拡大へ協力覚書=茨城県がベトナム労働省、南部ロンアン省と

 【ハノイ時事】ベトナムを訪問中の大井川和彦茨城県知事は26日、労働・傷病軍人・社会事業省を訪問し、人材交流の拡大に向けた協力をうたった覚書を交わした。労働省のレ・バン・タイン次官は、「覚書により茨城県との間で(協力の)枠組みができ、多くのベトナムの労働者や技能実習生が県に行くことができるようになる」と述べ、人材交流の拡大への期待を表明した。ベトナムの労働者に生活と仕事の両面で適切な支援をお願いしたいとも語り、県の対応を促した。

 大井川知事は、「(県内のベトナム人が)この5年で5倍になり、5000人を超えた」と説明。「ベトナム労働省と連携しながら、しっかりした受け入れ体制を整え、労働環境の整備に努めていく」と強調した。知事はまた、県内企業による投資をめぐってもベトナム当局との連携を深めることに意欲を示した。
 茨城県と労働省は、ベトナムの技能実習生と特定技能外国人に関して(1)適切な送り出しと受け入れ(2)人材育成の支援(3)安心して働ける環境づくり(4)帰国後の就労支援(5)文化交流の促進―で協力を強化するとしている。
 大井川知事は労働省の訪問を前に、ハノイ市内のホテルで、ベトナム南部ロンアン省人民委員会の幹部らと会談。同省との間でも、人材交流に関する協力覚書を交わした。