京都産業大学 「東アジアにおける信頼の強化」をテーマに国際ワークショップ開催へ

京都産業大学世界問題研究所(東郷和彦 所長)が主催する国際ワークショップ「東アジアにおける信頼の強化」が2月21、22の両日、京都産業大学「むすびわざ館」(京都市下京区)で開かれる。聴講の受け付けはすでに終了している。

ワークショップの趣旨は
「東アジアの緊張は今、全世界から注視されています。東シナ海から南シナ海における海洋では、台頭する中国と米国の権益が衝突、関係国の緊張は激化しています。他方で、地域の経済社会は、相互依存と言われる緊密な構造的接近に向かって、音を立てて進行しています。この交錯する激流の中から、いかにして、21世紀を切り開く東アジアの信頼醸成をつくりあげるか、12名の国際パネリストを交え、2日間に渡り徹底討論を行います」
(同大学のホームページから引用)

予定されているプログラムは次の通り。
◇2月21日
午前9時30分~12時30分
「国益の衝突を超えて」をテーマにベトナム、中国、米国、そして日本の4人のパネリストが各国の立場に立ちつつも、それにとらわれない自由な思想を発表し、地域の信頼強化を探求する。
14時00分~17時30分
「海の安全保障」をテーマに、東シナ海と南シナ海における海洋権益の衝突の実態とそれを乗り越えるための議論を展開する。

◇2月22日
午前9時30分~12時30分
「地域協力と相互依存」をテーマに経済社会の相互依存の進展が、海洋権益をめぐる衝突を緩和するためにどの程度有効か、さらに、地域協力の枠組みをどのように構築してゆくかについて議論する。
13時30分~14時30分
「ワークショップの総括」2日間にわたる議論を総合し「東アジアにおける信頼の強化」のための具体的な提案の集約を京都産業大学 世界問題研究所の東郷和彦所長が行う。