日越、5G分野で協力強化=フック首相「日本企業の進出期待」

 【ハノイ時事】ベトナムを訪問中の高市早苗総務相は9日、ハノイの首相府でグエン・スアン・フック首相と会談した。次世代通信規格「5G」の通信インフラ整備やサイバーセキュリティー分野などで協力関係を強化することで合意した。

 5Gをめぐり華為技術(ファーウェイ)を含む中国製品に対するセキュリティー面への懸念が強まっており、高市氏は会談で「信頼性のある5Gネットワークの構築が重要だ」と強調。フック首相は「(ハイテク分野などで)日本企業の進出をぜひお願いしたい」と応じた。

 また高市氏は、ベトナムが力を入れている電子政府の推進に協力すると表明。日本は政府開発援助(ODA)を通じ、システム整備のため、総額5億円分のIT機材を供与する。
 高市氏はこの日、グエン・マイン・フン情報通信相とも会談し、情報通信や郵便分野で協力関係を強化することを確認。国営ベトナム郵便は年金を電子マネーで受け取るシステムの構築を目指しており、日本企業のシステム受注を後押しする。