ベトナム税関総局によると、2019年の同国貿易収支は111億2000万ドルの黒字となった。18年の68億ドルから大きく増えたほか、統計総局が昨年12月下旬に示した19年の黒字見込み額(約99億ドル)も上回った。ロイター通信が13日伝えた。

 輸出は前年比8.4%増の2641億8900万ドル。韓国系サムスン電子製を中心とするスマートフォン・同部品の輸出が4.4%増の513億8000万ドルだった。輸入は6.8%増の2530億7100万ドル。
 最大の輸出先である米国との貿易黒字は469億8000万ドル(18年は348億7000万ドル)に大きく膨らんだ。米国はベトナムによる対米貿易黒字に不満を抱いており、これまでも米国産品の輸入拡大を迫ってきている。今回の黒字拡大を受けて、米国からの圧力が高まる可能性がある。
 一方、ベトナムの中国に対する貿易赤字額は340億4000万ドル(241億5000万ドル)に拡大した。(ハノイ時事)