南シナ海で「懸念」維持=ASEAN外相会議

【バンコク時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)は16~17日、ベトナム中部ニャチャンで外相会議を開き、加盟国の一部と中国が領有権を争う南シナ海情勢を中心に協議した。南シナ海をめぐり、中国と緊張関係にあるベトナムが今年のASEAN議長国となってから初めて開催された閣僚会議で、報道声明では中国を念頭に「懸念」の表現を維持した。 

 南シナ海では中国が軍事拠点化を推進。また、中国漁船が昨年12月、インドネシアの排他的経済水域(EEZ)で違法操業を行った疑いが浮上している。報道声明は「信頼を損ね、緊張を高めた重大な出来事に対し、懸念が表明された」と明記した。
 一方、紛争防止策としてASEANと中国が策定を目指す「行動規範」については、早期決着に向け、交渉に進展があったと評価した。
 ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャの迫害問題では、解決を目指し、ASEANが関与を深める方針を確認した。