欧州議会、EU・ベトナムのFTA承認

 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)欧州議会は12日の本会議で、昨年6月に署名されたEUとベトナムの自由貿易協定(FTA)を承認した。EU加盟国の理事会の承認を経て、EU側の批准手続きは終了する。ベトナム側も批准すれば今夏にも発効する見通し。

 採決結果は賛成401、反対192、棄権40だった。EUにとって東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国とのFTA締結はシンガポールに次ぎ、2カ国目。
 発効後、EUからベトナムへの輸出では65%、EUへの輸出では71%の関税が即時撤廃される。さらにそれぞれ10年と7年をかけ、最終的に99%の関税をなくす。地理的表示(GI)保護や公共調達参入のほか、労働者や環境保護についても盛り込まれた。
 欧州議会は同時に、「投資裁判所制度(ICS)」を導入するベトナムとの投資保護協定(IPA)も承認した。FTAと異なり、発効にはEU加盟国ごとの批准手続きも必要となる。