ASEAN結束の重要性訴え=フック首相、新型肺炎への対処で議長声明

 【ハノイ時事】ベトナムのグエン・スアン・フック首相は15日、新型コロナウイルスによる肺炎への対応に関する東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長声明を公表した。声明は新型肺炎について、「重大な懸念」を表明。人々の生活やASEAN各国、世界の発展にとって「深刻な課題」を突き付けているとし、ASEAN各国が団結することが重要だと訴えた。ベトナムは今年、ASEAN議長国を務めている。

 各国による新型肺炎への対応を評価しつつ、ASEANの医療・保健部門が中国、日本、韓国と感染の拡大防止などで連携し、タイミング良く積極的に対処するよう促した。新型肺炎の拡大の阻止に向け、ASEAN域内で協調した対策を講じることが、「決定的に重要だ」と強調した。
 ASEAN域内に加え、中国をはじめとした諸外国、世界保健機関(WHO)といった国際機関と、情報や知見の共有を一段と進め、新型肺炎の予防、発見、患者の治療などを進める考えも示した。
 ASEANの医療・保健部門に対して、関連機関との緊密な連携を進めることを要請。ASEAN調整委員会には、状況を監視しつつ、正確なリポートと勧告を首脳会議に報告するよう求めた。