JICA、日越大学に5年間の技術協力=学部開設にらみ自律的な運営促す

 【ハノイ時事】国際協力機構(JICA)は18日、ベトナム政府との間で日越大学の教育・研究体制や運営能力の向上に向けた技術協力の実施に関する文書に署名した。現在、関係者間で調整が進められている日越大学の学部開設をにらみ、大学の職員による自律的な学校運営を促す。

 具体的には、ベトナム人教員への技術指導などを実施。日本の大学との連携を通じた教員の交流拡大も促し、政府開発援助(ODA)などに依存せずに大学自らが学校運営を進められるよう後押しする。
 JICAベトナム事務所の小中鉄雄所長は「日越大学がベトナムだけでなく、海外からも学生を集め、ますます評価と人気を高めてきた」と指摘。4月からの支援プログラムを通じて、「修士課程を持続的可能な形で進め、高いレベルの教育・研究と大学の運営管理に関する基盤の構築を目指す」と強調した。
 古田元夫学長は今回の支援について、「(ホアラック・キャンパスへの移転に向けた)今後5年間にわたる日越大学の発展の道しるべになる」と語った。JICAの協力を得て、学部開設をにらみ、大学の運営基盤を確立する考えを示した。
 JICAは日越大学に対し、大学としての活動を軌道に乗せるための支援を2015年から展開してきた。今回の第2弾となる支援では、さまざまプロジェクトで大学側の負担を増やすなど、今後の学部開設を視野に学校側に自主性を高めるよう働き掛ける方針だ。