新型コロナで国際社会の結束呼び掛け=ベトナムは「新常態」―フック首相、WHO総会で演説

 【ハノイ時事】ベトナムのグエン・スアン・フック首相は19日に開かれた世界保健機関(WHO)年次総会で演説し、新型コロナウイルスへの対応ですべての国が国際的な結束を強めるよう呼び掛けた。20日付のベトナム・ニュース紙が報じた。年次総会はテレビ会議方式で開かれた。

 フック首相は、「貧しい人や傷つきやすい人々などが取り残されることがあってはならない」と強調。新型コロナの封じ込めに向けた努力とともに、社会の安全を確保しつつ生産活動の回復などを後押しする終息後の経済社会の発展計画を用意する必要があると訴えた。
 ベトナム政府による新型コロナの感染防止対策としては、集中施設による隔離や感染源の追跡と管理に加え、公衆衛生を守るために短期的、経済的な利益を犠牲にすることを受け入れたと説明した。新型コロナの流行が落ち着いていることに言及した上で、「(現在は)新常態」に入ったと指摘。効果的な感染予防措置を維持しながら、国内経済の回復に注力していると語った。