EU、ベトナム産マグロ関税撤廃へ=FTA発効に伴い

 【ハノイ時事】ベトナムとの自由貿易協定(FTA)の発効に伴い、欧州連合(EU)がベトナム産マグロに対する関税を撤廃する。マグロの鮮魚と冷凍製品、年間1万1500トンのツナの缶詰などが対象となる。22日付のベトナム・ニュース紙が報じた。

 ベトナム水産物加工・輸出協会(VASEP)によれば、主要の輸出市場は新型コロナウイルスの流行により、不透明な情勢が続いている。協会は国内の各社に対して、新型コロナが消費者の収入に影響を及ぼし、ツナの缶詰などのより低価格な代替品を求める新たな流れが出てきていることを踏まえ、世界の市場動向を注視して適切に対応するよう求めた。
 ベトナム統計総局によると、今年1~4月には、欧州向けのマグロ輸出が前年同期比7.2%減少したが、ツナ缶は2.7%増加したという。
 ベトナム国会は今月8日、対欧FTAを承認する決議を賛成多数で可決。18日にはEUに国内で承認手続きが完了したことを通知しており、規定に従い、協定は8月1日に発効する見通しとなっている。