ベトナム含め多くの国にチャンス=新型コロナによる供給網見直し―ホアン外国投資庁長官

 【ハノイ時事】ベトナム計画投資省外国投資庁のドー・ニャット・ホアン長官は24日、「新型コロナウイルスが世界のあらゆるサプライチェーン(供給網)に深刻な影響を与えている」との認識を示した。同日付のベトナム・ニュース紙に掲載されたインタビュー記事での発言。長官は「これにより、ベトナムを含めた多くの国にチャンスが生まれた」と語り、ベトナム企業がグローバル企業による供給網の見直しに積極的に対処するよう促した。

 ホアン長官は具体的な数字を挙げつつ、1~5月期に新規案件を含めた外国直接投資が伸びたことを説明。「こうした結果は、ベトナムが引き続き、企業にとって魅力的で安全な投資先であることを裏付ける確固たる根拠になる」と述べた。
 長官は、多くの投資家が(1)政治システムの安定(2)急速で持続可能な経済発展(3)潤沢な人的資源(4)大きな市場―などをベトナムの魅力に挙げていると言明。東南アジア地域の中部に位置する地理的な優位性や、政府が投資環境の整備を進めている点などにも触れ、投資先としてのベトナムをアピールした。
 さらに、「ベトナム企業にとって、より多くの外国企業の投資を呼び込むために事業体制を見直す時期だ」とも述べた。高度な技能を備えた労働者の育成や、投資関連政策のさらなる改善などを進めるよう訴えた。
 外国投資を誘致する政策をめぐっては、プロジェクトをベトナムの社会・経済発展に大きな影響を与えたり、高い付加価値につながったりする案件に選別する重要性も強調した。