ベトナム人学生3名、英国ブリティッシュ・カウンシルのIELTS賞を受賞

英国の国際文化交流機関であるブリティッシュ・カウンシルは、2021年のIELTS(アイエルツ)賞受賞者を発表し、ベトナム人のグエン・ホアン・ヴィさん、ファム・レ・フオン・マイさん、グエン・ティ・カイン・ハさんの3人が選ばれた。

今年で10年目を迎える同賞は、ブリティッシュ・カウンシルの奨学金制度として、東アジアの300人を超える学生に海外留学費用を支援してきた。今年は26人が受賞し、IELTS各国賞を受賞したベトナム人3人がその中に含まれた。

ブリティッシュ・カウンシルは、600人を超える応募の中から80人に対して面接を行った。面接を受けた学生らはIELTS試験で優秀な成績を収めたのはもちろんのこと、学業を終えた後には、国内外で社会に貢献したいという思いを詳細に説明した。

第1位のグエン・ホアン・ヴィさん(IELTSスコア8.0)は、IELTS賞の受賞をはじめ、IELTSが彼女の人生で、多くの素晴らしいチャンスを引き出すカギになっていると語る。ヴィさんは、「受賞を知った時は、本当に大喜びしました。とても名誉なことであり、将来のさらなる成功に向けての私のモチベーションになります。IELTS賞に応募した理由は、大学院での経済的な負担を軽減してくれるだけでなく、ブリティッシュ・カウンシルのIELTS大使として、様々なプロジェクトに参加したり、異なったバックグラウンドを持つ人々に会ったり、私の話を彼らと共有したりできるチャンスがあるからです」と話す。

第2位のファム・レ・フオン・マイさん(IELTSスコア8.0)にとって、IELTSは単なる検定試験ではなく、実際の社会に出るための準備でもある。「IELTS試験の4つのコンポーネント(リスニング、リーディング、ライティング、スピーキング)のすべてが、学術的にも日常的にも、私のコミュニケーション能力を高めるのに役立ちました。IELTS受験者へアドバイスしたいことは、英語に触れ、真の環境で自分のスキルを実践する機会を求めることです」とマイさんは言う。

スコア8.5(4つのコンポーネントのうち3つが9.0)を獲得し、面接官を驚かせた第3位のグエン・ティ・カイン・ハさんは、IELTS試験を攻略する秘訣として、「誰もが知っていると思いますが、練習以上の方法はなく、練習、練習、練習を繰り返すことです。テストの形式に慣れて、次に何が来るかを予測し、不意を突かれないようにしましょう」とコメントした。

ブリティッシュ・カウンシル(東アジア地区)のリージョナル・マーケティング・ディレクター、トリッシュ・トムソン氏は、「IELTS賞は、海外留学中に秀でた学業成績を残し、全力を尽くした優秀な学生を表彰するものだ。さらに重要なことは、海外で学んだことを、帰国後に自身のコミュニティで役立てようという決意を示している点だ。急速に変化する世界で、これらの優秀な学生の活躍を支援できることは、私たちの特権と言える。海外留学は、学生たちが将来成功するための必要な準備の1つだ」と語った。