中国と国境を接する北部のラオカイ省でこのほど 新型コロナウイルスの流行以来3年ぶりに、中国人団体観光客が国境ゲートを通ってベトナムを訪れた。
写真㊤=国境ゲートにあるキーウ橋をわたる中国人観光客(VNA)
今回の団体観光は、中国がベトナムを含む海外の国々への団体観光を試験的に再開したことに伴い実現した。新型コロナウイルスで久しく停滞していた中国の観光需要が復活につながるとの期待が高まっている。
ゲートを通過したのは主に雲南省と安徽省からの観光客で、ハロン市とクアンニン省、ハノイを 訪れる3泊4日の日程という。安徽省から来た女性は「ベトナムに来ることができてハッピー。新型コロナウイルスの影響でずっと旅行ができず、この日が来るのがとても待ち遠しかった」と話した。
中国人観光客を迎えるにあたり、同省経済特区委員のブオン・ティン・クオック氏は、「出入国をスムーズに行うためのインフラを整えるとともに、すべての手続きを可能な限りスムーズに行えるよう関係当局に指示した」と話す。一方、中国人向けの旅行代理店、トゥンラム旅行のチュオン・チ・ハイ・エンさんは「観光客のニーズに合わせたベストなサービスを提供する準備は、すでに整っている」と意気込んでいる。
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VNLオリジナル 2013年9月01日