ホーチミン市当局は、同市の旧正月(テト)の風物詩となっている路上の祭典「サイゴン・フラワー・ストリート」の開催を、当初の予定より1日延長し、2月1日(水)の夜まで行った。市民らの強い要望があったという。
写真㊤=市民や観光客らでにぎわうテトのフラワー・ストリート=ホーチミン市。夜はライトアップされ、訪れた人々を楽しませた
イベントは、ホーチミン市の中心部、700メートル以上に及ぶグエンフエ大通りで毎年、旧正月に開催されている。歩行者専用とされた大通りには生花が、正月の縁起物や今年の干支の雄鶏などの形に飾られ、市民らを楽しませた。
同市によると、テト休暇中、歩行者専用道路となったグエンフエ通りには、近隣の各省や海外からの観光客ら、延べ数百万人が訪問した。今年のフラワー・ストリートは、特に盛況だったという。
開催は例年、旧歴の1月4日までだった。今年は1月31日の火曜日が最終日となる予定だったが、イベントの盛況ぶりや、市民からの強い要望の声などを受けて、ホーチミン市共産党のディン・ラー・タン書記長が開催の延長を決定した。
市当局の関係者は、「花はまだとてもよい状態で管理できている。開催を延長した水曜日の1日だけで、さらに約7万人の人出が見込める」と期待。1週間のテト休暇最終日(2月1日)まで延長されたことで、故郷への帰省などでホーチミン市を離れていた多くの同市の住民が、休暇最終日にホーチミンに戻ってから、フラワー・ストリートを楽しむことができたという。
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VNLオリジナル 2013年9月01日