アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで開催されているサッカーの大会、アジア・カップで、ベトナム代表チームは決勝トーナメントに進出し、24日夜の準々決勝では、日本チームと激突します。ベトナム人のサッカー熱の高まりで、街全体が応援ムードに包まれ、社会にも影響を与え始めています。(VNLハノイ)
最近、ベトナムサッカーは、めきめきと実力をつけてきました。
昨年1月のU-23(23 歳以下)アジア選手権大会では準優勝。また、ベトナム代表チームは、昨年末のアセアンサッカー連盟(AFF)の王者を決める大会、「スズキカップ」で優勝し、ベトナム人の、自国サッカーチーム対する期待が高まっています。
今回のアジア・カップでも、代表チームは健闘しています。決勝トーナメントの第1戦は、ヨルダンと1ゴールずつで引き分けた後、PK戦で4-2となり、勝利しました。
準決勝まで勝ち進んだことで、ベトナム人は子どもから老人までサッカーに注目するようになり、社会にも影響を与えています。街なかでの会話はサッカーのことばかりですし、フェースブックなどのSNS上でも、応援が盛り上がっています。注目に伴って企業各社も、商品の広告やイメージビデオなどに、サッカーのベトナム代表チームや選手が多く登場させるようになりました。
ヨルダン戦に勝利後、喜ぶ子どもたち
サッカーの盛り上がりは、社会にも影響を与え始め、ベトナムでは今、人々の健康維持やさまざまなスポーツの発展にも、注目が集まるようになりました。スポーツや運動をしようという風潮も高まり、学童や生徒の保護者などから、「毎日1時間、学校の教育内容に運動を追加してほしい」という意見が政府などに出され、多くの市民が賛同しています。
準決勝の試合の相手は、経済活動や文化交流などでベトナムにとっても親しみのある日本となりました。とてもおもしろい試合になるという期待だけでなく、これを機会に、日越関係がもっと親密になるといいと思うので、試合では、両国のチームを応援したいと思っています。
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VNLオリジナル 2013年9月01日