グエン・スアン・フック首相と、ヴー・ドク・ダム副首相らは27日早朝、ハノイ市民の台所であるロンビエン青果市場を視察した。首相は複数の商店主らに声をかけながら市場内を歩き、食の安全や市場の衛生管理徹底などを求めた。
ハノイ最大の卸売市場であるロンビエン市場は、ハノイ市民らに果物や農産物、水産物などを提供。市場で扱われる果物や農産物は、ベトナム全土から運ばれてくるため、衛生や食べ物の安全性をとくにしっかりと管理する必要があるとのねらいがあった。
フック首相とダム副首相は、青果市場の卸売商人や訪れた小売商らと積極的に対話。品物の原産地や商品の売れ行きなどを尋ねた。また、市場で商売する人々に「新鮮で安全な野菜、農産物、食品を消費者に届けてほしい」と注文した。
また、「販売する業者は自分の利益だけを追求するのではなく、人々の健康を考え、毒性のある物質の混入した商品や、原産地が不明の農産物は販売しないように」と促した。
商品を手に、野菜を売る商人に声をかけるダム副首相
ロンビエン市場には毎日、ハノイ市近郊や近隣のバックザン省、バックニン省、ハーナム省、フート省などから、商品を売買する人々が数多く訪れる。さまざまな商品がロンビエン市場からハノイ市内や他の地域に流通している。
農場を視察するフック首相
市場訪問の後、首相はハノイ市郊外のザーラムで安心安全な野菜を栽培する農家を視察。その後、フック首相らは食の安全についてハノイ市人民委員会の幹部らと会談し、行政としても食の安全を徹底する策をとるよう求めた。
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VNLオリジナル 2013年9月01日