美と健康 伝説の食材「燕の巣フェア」 ANAクラウンプラザホテル大阪 - 南国の自然がはぐくむ至宝の食材 高品質なベトナムのビンディン省産

記事インデックス

 

南国の自然がはぐくむ至宝の食材 高品質なベトナムのビンディン省産

ANAクラウンプラザホテル大阪(大阪市北区堂島浜1)の「燕の巣フェア」では、ベトナム南中部のビンディン省産の高品質な燕の巣が使用されている。南シナ海に面した同省は温暖で豊かな自然に恵まれ、食材となる巣を作るアナツバメの生息に適した環境が広がっている。

「ビンディン省の燕は、他の地域の燕より繁殖力が強い。巣作りの能力も高いところから、特産品として知られるようになりました」と現地で燕の巣を扱うグエン・ティ・スオン・ゴック社長は話す。ゴック社長の会社は4つの島と16カ所の洞窟の管理。収穫時期は年3回で、収穫のタイミングは気候などから経験で判断する。

同社が特に配慮しているのが、燕の繁殖への影響だ。卵の入っている巣は、基本的に採らず、巣ができてから卵を産みつけるまでのわずかな間に収穫する。巣が採取されても、燕は再度巣を作って卵を産むため、繁殖への影響を少なくできるという。歴史ある貴重な食材は、こうした小さな命へのいつくしみの心によって大切に受け継がれてきた。

アナツバメの唾液でできている燕の巣には、豊富なアミノ酸や体に必要な元素が含まれていることがわかっている。現地のベトナムでは、免疫力や代謝機能アップが注目され、特に妊娠中、産後の女性の体力回復に食べられることが多いという。さらに、中国などでは美しさを保つ美容食としても富裕層の女性に人気が高く、食材としてだけでなく、サプリメントの原料などとしても使われている。

「健康志向の高い日本の人たちにも、ぜひ知ってもらいたい」とゴック社長は話している。