ベトナム国慶節と在福岡総領事館創立10周年の祝賀会 各地から祝辞

ベトナム社会主義共和国74周年国慶節及び在福岡ベトナム総領事館創立10周年の祝賀レセプションが29日、福岡市博多区のホテル日航福岡で開かれた。

在福岡ベトナム社会主義共和国総領事館(ヴー・ビン総領事 福岡市博多区)が開いた。この日までの雨で、九州地方や山口県などでは、新幹線を除くJRの特急列車が一部運休するなど鉄道や公共交通に影響が出たが、レセプションには九州各地、沖縄県から、行政、公的機関、議会、在福岡の総領事館、経済団体や企業、友好団体、教育や医療の関係者、留学生ら約400人が訪れ、祝福した。

主催者を代表してヴー・ビン総領事は「日本とベトナムには共通した目的と利益がある。互いに深い友好的な気持ちで、長年にわたって重要なパートナーシップを保ってきた。現在の好調な貿易や投資、観光客や留学生の増加、政府関係者、政治家の活発な往来が、両国の関係を物語っている」とあいさつ。

さらに「わたしの36年間の外交官人生の中で、今日の祝賀会は忘れられないものになった。在福岡ベトナム総領事館創立以来10年間に築き上げてきた素晴らしい関係の『共同の作者』として、日本のベトナムの人々に感謝します」と述べた。

来賓として出席した福岡県の小川洋知事がベトナムと福岡県のこれからの関係について「幅広く、奥行きのあるものにしたい」と述べたのをはじめ、各県の来賓は、祝辞とともに、自らの県とベトナムとの関係について触れ「農業や産業の担い手としてベトナムの人々の存在は重要」と話していた。