外国人の住宅購入少なく、政策の改善必要か

2008年6月に国会で決議された「外国人に対するベトナムでの住宅購入許可」について、建設省の幹部は「ベトナムでの外国人の住宅購入政策は、限られている」と指摘し、改善が必要、との考えを示した。

2008年から2013年までの5年間に、ベトナムでの外国人(個人と組織)による住宅購入事例は126件だった。

外国人による住宅購入が「少ないこと」の背景としては、ベトナムでの住宅価格が、企業で働く外国人向けの賃貸住宅に比べて高すぎることなどがある。

ベトナムで住宅を購入した個人は、その多くがベトナム人と結婚した人やベトナムに投資した人たちだった。

一方、各地方から建設省に報告されたデータによると、外国人が購入した住宅の所在地として多かったのは、ホーチミン市、バリア・ブンタオ省、ビンズオン省、カインホア省だった。

建設省の幹部は「外国人の住宅購入には制限がある。需要を高めるためには、住宅購入のための政策を見直し、速やかに改善策を国会に提出する必要があるだろう」と話した。