ASEAN首脳会議、経済共同体などで協議

2015年のASEAN経済共同体設立を加速するとともに、その後の方向性を模索するASEAN首脳会議が9日、ブルネイの首都バンダルスリブガワンで開かれた。

議長国ブルネイのボルキア国王は、各国の首脳に対し、国家間の障害をとりのぞく努力と、連携を強化し、2015年までにASEAN諸国のグループとしてのGDPを4兆4000憶ドル(約400兆円)まで引き上げ、貧困率を9.5%まで引き下げることを目指すよう求めた。

ベトナムのグエン・タン・ズン首相は基調講演で、強固で元気のある共同体を作るうえで、ASEANAの主要な課題となるのは、平和維持と安全、地域繁栄の中心的役割を果たすことだと強調した。また、ボルキア国王も語ったように、共同体設立がうまくいくように2015年まで努力を続け、その後の方向付けを模索すべきだとした。