国内需要の反発で貿易赤字拡大

ベトナムの1-5月の貿易収支は、約30億ドルの赤字の見込みとなることをベトナム統計総局が発表した。国内需要が堅調で、輸入が増えたことが原因。

統計総局によると、1月―5月の輸出額は前年同期比7.3%増で632億ドルだったのに対して、輸入は同15.8%増の662億ドルだった。政府の経済学者は、貿易赤字が大幅に増加すると予想していたが、その拡大幅は予想よりも少なかった。

国内の需要の高まりを受けて、一般消費材に加えて工業機械や機器類、原材料などの輸入が増加したことが、1-5月期の輸入の増加につながった。