カントー市にイオンを 誘致に向けて地元で研究会

メコンデルタ地方最大の都市、カントー市は流通大手イオンの現地法人、イオンベトナムの幹部と、地域におけるショッピングモール建設の可能性について、研究会を開催した。

イオンは、ホーチミンやハノイ、ハイフォン、ダナンなど各市と、すでに6つのショッピングモールをベトナムで建設してきた。うち4カ所はすでに開店し、1カ所が建設中、1件については投資の手続きが終了した段階にある。

写真㊤=ハノイ市のイオンモール(VNA)

参加した同社ショッピングモール開発部門の幹部は、「計画中のモールは、4階建てを考えており、デパートとショッピングセンターを含めて2から5ヘクタールの面積が必要と見込んでいる」と話した。また、交通アクセスがよく、人口の多い街が建設の前提とし、地方行政当局のサポートにも期待を寄せた。

地方人民委員会のボ・チャン・チョン委員長は、「カントーは、経済成長率こそハノイやホーチミン市に若干後れをとるが、いつでも準備ができている」と地元を強く推薦。イオン側に現地視察を求めた。また、投資家が可能な限り早く、市場調査と必要な手続きがとれるよう支援することを地元の計画投資局、運輸局を指示した。