クアン国家主席、APEC2017準備を視察 カウントダウン時計を起動 

ベトナムのチャン・ダイ・クアン国家主席は、今年11月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)が開催される予定のダナン市を視察に訪れた。クアン主席の準備視察は初めてで、ハン川湖畔で行われた式典では、APEC2017のカウントダウン時計が起動され、APEC歓迎のムードが盛り上がった。

写真㊤=APEC2017カウントダウン時計を起動するクアン国家主席(右から3人目)

APEC2017首脳会議はアジア太平洋地域の21の国と地域が参加して、今年11月6日から11日にかけて、ダナン市で行われる。期間中は、25回目となるAPEC財務大臣会合などのほか、各国・地域の数千人の代表団や世界の一流企業経営者、ジャーナリストらが参加する会合などが行われる。

カウントダウン時計の起動式は、ダナン市とAPEC2017国家委員会によって行われた。APEC2017の開催についての情報を広め、ダナン市によるさまざまな準備活動についても市民らに伝えるねらいがある。

APEC2017が近づくなか、同市は、安全性や人材に配慮しながら、インフラや宿泊施設、サービス充実などの準備を整えている。同時に、ベトナム市民や国外のパートナー国に向けても情報を発信している。


会場施設などを視察するクアン国家主席

チャン・ダイ・クアン国家主席は、首脳国会議などの主会場となる高級ホテルの「インター・コンチネンタル・ダナン・サン・ペニンシュラ・リゾート」を視察。また、ダナン展示場に設置されるプレスセンターや、国家主席が各国首脳らと2国間会談などを行う別荘地「プレミアビレッジ」などにも足を運んでチェックした。

APECの本会議を前に、今月9日~21日まで、ハノイとニンビン省で、第2回高官会合(SOM2)が開催される予定。国内外から2000人が参加するほか、ベトナムの報道関係者約250人と海外メディア約200人が、このイベントを報じるとみられる。